【レース参戦レポート】ツールドおきなわ 市民レース210km

2018年11月17日 土曜日

「良い」「最高」「また来年も出たい」

“ツールドおきなわ”参戦された方々から聞こえる声。

210km、獲得標高3000m弱。コースプロフィールからして過酷さが溢れ出ているのにどうしてこんなにも楽しいという声が多いのか?

ずっと抱いていた疑問。「今年は自分も参戦して確かめて来よう」というのがエントリーの動機でした。

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◇スタート~普久川ダム

400名以上がエントリーしている210kmカテゴリー。

序盤は2車線を使っているものの、目一杯縦横に展開しており落車とライン取りに集中が必要。

前方からの「ブレーキ!」の掛け声と若干のタイムラグでタイヤの焦げた匂いがして来て、緊張感が高まりピリついた空気になる。

事前にある程度の実走チェックと動画確認を行っていたおかげで注意ポイントでは上手くリスク回避ができ無事に登りまで来れた。

 

◇普久川ダム~奥の登り~普久川ダム(2回目)

いよいよ最初のダムの登り。極端にキツイ登りはなく、集団で淡々と登り続ける。ペースは早め。

我慢しきれなくなったライダーがポロポロと脱落していくが堪えて食らい付く。

一回目の普久川KOM付近。気が付くとトップ集団は見えない。ここは第2集団??周りには十数名のライダーがいて自分の実力が見えてきた。

ピークを過ぎ、そこからは80km/h近くにも及ぶダウンヒルセクション。しかし機材のおかげか対向車の心配がないからか、恐怖心は無くほぼノーブレーキ。とても楽しかった。

集団はローテーションを回しながら海岸線のアップダウンをクリアしていく。

途中、先頭集団で限界を迎えたライダー数名をパスしてトレインは進む。「やはり過酷だ」と思った。

美しい海岸、のはずだが全く見とれる余裕がない。笑

 

普久川ダム2回目の登り。

1回目よりも落ち着いたペースではあるものの、1回目と海岸線のアップダウンがボディブローの如く効いて足が攣り始めた。踏み方を変えて誤魔化す。

何とか集団内で踏みとどまって2回目のKOM。

どの“引き出し”を開けても「攣る」という答えになってきた。そしてダウンヒルセクションへ。

 

◇学校坂~慶佐次

2回目のダウンヒルを終え通称”学校坂”へ差し掛かる。正直、あまり動画予習できておらず未知なる領域。

「ツールドおきなわはココからが本番だ」という声も多いがそうは思えない。ほど残りの足がない。笑

ここで千切れれば下りで更に差が開く事が目に見えているし、そこで自分のレースはゲームセット。

しかし今ここでセーブして幾らか順位を上げるよりも、どれだけ耐えられるのか知りたくてそのままのペースで行くことを決意。

目一杯の力を使い集団内で登り終え「ここから先のダウンヒルで足を休めよう」と考えていた…が、思っていたよりも遙かに下りの勾配が緩い。これは想定外だった。

すでに登りで目一杯足を使ってしまったので下りで踏めない。

下りで更に加速する集団。みるみる開いていく集団と自分の距離。

文字通り、目の前でレースが終わった瞬間だった。

そこから先の下りと平坦はほぼ独り旅。集団から千切れると本当に辛かった。

「千切れない為の練習方法や場所」や「距離の乗り込み」自然と来年の事を考えていた。

そこでハッと気付いた。レースの途中にも関わらず既に”ツールドおきなわリピーター”化していたのだ。

最後の補給所でボトルを受け取り、登りに備えた。

 

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◇慶佐次~羽地ダム

最後の登り羽地ダムに向かう途中100kmカテゴリーの方々とご一緒できた。

その中で残りのコースプロフィールや注意点を教えて頂きとても勇気付けられた(ありがとうございました!!)

こういったカテゴリーを超えたレース以外の出来事も“ツールドおきなわ”ならでは。道端からの応援も暖かく嬉しい。

羽地ダムの登り。限界を迎えたライダー達がうめき声を上げながらペダルを回している。

そのエクストリームな光景に何故だかとてもテンションが上がった。めちゃくちゃ楽しい。

 

◇羽地ダム~ゴール

最後は平坦。普段134号線を走っているからか平坦はベツ腹。回せる足がまだあった。

良い感じの4名程のトレインを組みローテーションしながらゴールを目指す。

ラストは記念にスプリント。

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【市民レース210km/6時間2分45秒/162位】

なかなか目標には程遠い順位だったけど、その時やるべき事は全てやりきっての順位。

悔いは全くなかった。コースプロフィールもタイム制限も容赦ない”ツールドおきなわ”。

そのハードな設定が「次こそは!」「もっと速く強く」といったサイクリスト魂に火をつけるように思えた。

自分自身も「また来年出たい!」とすでに思っております☆

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私自身、初めての飛行機輪行(よくよく考えると飛行機に乗る事自体が初めてだった)ので出発前はドキドキでしたが万全の受け入れ態勢で非常にスムーズに沖縄入りできました。

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飛行機輪行に使用したのはオーストリッチのOS-500。

ディスクブレーキ仕様のロードバイクのパッキング方法についてご質問を頂くのでポイントだけご紹介。

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Di2バッテリーは予め抜いておき、機内持ち込みの手荷物へ。

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ピストンが閉じないようパッドスペーサーを装着。

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スルーアクスル用のエンド金具の装着(エンド形状によっては切削加工の必要な物もありますので予め合わせてみる必要があります)

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ディレイラーはハンガーごと外しておく。チェーンも同様に外して不用意な傷や汚れを防ぐ。

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ディスクローターは歪みトラブルを防ぐため前後外す。外したディスクローターはバインダーに挟んでグルグル巻きにすると良い感じです。

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左右にスイングしない電動シフトのSTIレバーは破損を防ぐ為にもハンドルごと外しておくのがベストです。

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こんな具合にスッポリと余裕で入ります。

ポイントは「外すべく所は外しておく」というだけなのでとても簡単です。