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2019.Aug. 18

今期より取扱いを開始した「Bianchi」

その歴史は優に130年を越える世界最古のバイクブランド。

目を引くチェレステカラーで“スポーツバイク”に馴染みのない方にも圧倒的な知名度ですが、

実はレーシングシーンで常に活躍し続けているカリカリのレーシングブランドでもあります。

今年のツール・ド・フランスでもチーム JUMBO-Vismaが個人総合3位/ステージ4勝と大活躍したのが記憶に新しいですね。

そんなイタリアン老舗ブランドBianchiをテストライドできる希少な機会を頂きましたのでレポートしたいと思います。

まずは座学から。

イタリア本社からは3名のスタッフが訪れセミナーが開始。

Bianchiの歴史やテクノロジーなどをしっかりと学んでまいりました。

座学で事前情報を頭に入れ、いざテストライド。

今回のテストライドではハイエンドモデルの「Ortle」シリーズと「Specialissima」をメインに乗り込んでまいりました。

テストフィールドはお馴染みの湘南国際村。

馴染みのルートでは精度の高い比較ができますね☆


■Bianchi Oltre XR4 DISC フレームセット¥538,000-(税抜)/完成車 ¥1,080,000-(税抜)~

まずは最も気になっていたハイエンドモデル「Oltre XR4 DISC」をテスト。

極力セッティング上での差を無くしたいのでエア圧は1台ごとに同じセッティングに。

普段5bar前後で乗れるチューブレス愛用者の私としては硬く感じる高圧エアセッティングです。

噂で聞いた以上の上質な乗り味に驚き…とてもマイルドでチューブレスタイヤかと錯覚するほど。

しかしそのマイルドさはフレームの柔軟性やタイヤのエア圧を落としただけでは感じられない別の乗り心地の良さで不思議な感覚。

エアロロードというカテゴリーらしく抜群の高速巡航性で平坦・下りの伸びが素晴らしく、どんどん加速していく感覚が刺激的で気持ち良い。

軽量ヒルクライムモデルの「Specialissima」が展開される中でチーム JUMBO-Vismaではどのレースでもこの「Ortle XR4」1本で戦っているそうです。

プロのレースでは重量よりも平坦・下りでのアドバンテージが勝利のカギを握っているという事なのでしょう。

重量に重きを置いていない点が良い方向に働きバイクを荒く振ったり、あえて雑なペダリングをした際にもしっかりとした重厚感がパワーを推進力に変えてくれる印象を受けます。

ステアリングはレーシングバイクらしく鋭さがあり、集団内でも正確なハンドリングができるのだろうというイメージが沸きます。

フロント&バックビュー。

全てのチューブがエアロ形状で、あの上質でマイルドな乗り味はどこから来るのか?理屈では分かっていても不思議です。

上質な乗り味の秘密はコレ。

『CV』

Bianchiのハイエンドモデルに使用されるのがこの「Countervail(カウンターヴェイル)」という特殊素材。

先日のブログでもご紹介した通り、重量・レスポンスに悪い影響を与えず振動をキャンセルできるBianchi独自のテクノロジーです。

チェーンステーの横幅は私の小指ほどの幅しかない縦扁平形状。

エアロ・かかりの良い剛性。乗り心地はCountervailにより両立しているのだと悟れます。

ここまで潔くエアロを追い求められるチューブ形状はCountervailがあってこそなのです。

そしてCountervailを使用できるバイクはBianchiだけなのです。

個人的にはBianchiシリーズ内でもダントツのスタイリングと思っております。抜群にカッコいい…

長くなってしまったので本日はここまで。次回はOrtre XR3とSpecialissimaをレポート致します。

スペックの詳細やラインナップ等、Bianchiでご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

 

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